未経験でも失敗しない!介護職にチャレンジするために押さえておくべき4つのポイント

未経験の介護士 介護士

高齢化社会が進む中で、介護職の需要は年々高まっています
そんな中、他業種から介護職を目指そうと思う人も多いはず。
未経験の場合、働き方や仕事内容が分からないだけでなく、一人で転職先を探すことも難しいですよね。
できれば少しでも良い職場にめぐり逢いたい!と思うのは当たり前のこと。
未経験から介護職を目指すなら、今からお伝えする5つのポイントをしっかり押さえておきましょう!

ポイント1.介護職の仕事内容を知っておこう!

介護職と言っても、働き方や職場によって仕事内容は大きく変わります。
どの介護職にも共通している仕事内容としては、高齢者や障がい者など、サポートを必要としている人々の身の回りの生活を支えるという重要な役割。
職場としては、利用者の自宅・老人ホームなどの入居介護施設・デイサービスと呼ばれる通所施設・病院などがあります。

ホームヘルパー(訪問介護員)

ホームヘルパー

ホームヘルパー利用者の自宅で暮らす要介護者を訪問し、生活支援を行う介護スタッフのことです。
ホームヘルパーが主に行う支援は3種類。
排せつ、食事、着替え介助、入浴など、身体に直接触れて行う介助やそれに伴う準備を行う身体介護」。
掃除、洗濯、調理、買い物など、身体に直接触れない生活援助」。
ホームヘルパーが自ら車を運転し、通院などのために車の乗降や受診手続きを介助する通院介助・移動支援」があります。

入所介護施設の介護職

老人ホーム

老人ホームはもちろん、近年増えてきた高齢者向け住宅も入所介護施設の一種です。
入所ですので、夜勤や当直の介護職が必要になります。
また、施設によって入所者の要介護度も違うので、それぞれの施設で業務内容も異なってきます。
どの施設も長期間滞在している入所者が多く、介護職にもコミュニケーション能力が必要とされます。

デイサービスの介護職

デイサービス

主に朝~夕方まで送迎、食事や入浴、機能訓練などを行うのがデイサービス
入浴設備がない事業所もあります。
よくテレビなどで見かけるデイサービスの様子で、介護士と一緒に体操したり、歌ったりしていますが、こういったレクリエーションを考え、行っていくのもデイサービス介護職の重要な役割となります。
また、天気の良い日は施設周辺をお散歩したり、近くの公園やショッピングセンターなどへお出かけしたりもします。
ホームヘルパーと違い、一対一で対応するわけではないので、お出かけの際などは特に他のスタッフとの連携や注意力が必要です。

ポイント2.自分に合った雇用形態を知ろう!

介護職

介護職として働くには主に、正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトといった4つの雇用形態があります。
それぞれメリットデメリットが違い、自分の環境に合った雇用形態で働くことが大事です。
希望する雇用形態を決めておくことで、ある程度勤務先を絞り込むことができます。

正社員

未経験だと正社員で働くことが難しいのではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
未経験や無資格でも正社員として雇用し、資格取得をサポートしてくれる事業所もあります。
基本的にはシフト制のフルタイム勤務で、リーダーや施設長としてのキャリアアップも可能です。

  • メリット…社会保険や福利厚生が受けられる。利用者都合によるシフトカットが無い。
  • デメリット…シフトの自由度が低い。フルタイム勤務が可能じゃないと難しい。

契約社員

事業所に直接雇用され、一定期間毎に契約更新を行うのが契約社員です。
一般的に契約期間は最長で5年とされており、その都度契約社員として再契約するのですが、契約期間終了後、正社員として登用されるケースもあります。
契約社員には常勤、非常勤という働き方があり、常勤は正社員と同じようにフルタイムで勤務する月給制、非常勤はシフトに応じて勤務するで時給制や日給制であることが多いです。
基本的には現場にすぐ入れる人を募集することが多いので、未経験や無資格で契約社員になることは難しいかもしれません。

  • メリット…正社員よりもシフトに自由度が高い。正社員登用の可能性がある。
  • デメリット…契約期間が終わると再契約してもらえない可能性もある。

派遣社員

勤務する事業所ではなく、介護職の派遣会社との雇用契約になります。
週2~3日といったスポット的な勤務だけでなく、フルタイム勤務の場合も給与は時給制です。
事業所からの福利厚生などはありませんが、派遣会社によっては社会保険などを用意している所も。
派遣社員には、有期と無期の雇用派遣があり、有期の場合は同一の業務で最長3年という期限があります。
また、正社員登用を前提とした紹介予定派遣では、正社員として働く前に実際の職場環境を知ることができるので、将来正社員を目指す方に人気の働き方となっています。

  • メリット…一般的に時給が高いことが多い。派遣先の変更ができる。
  • デメリット…賞与や手当といった福利厚生がない。

パート・アルバイト

パート・アルバイトは時給制で自由度の高い働き方です。
家庭の都合などでシフト申請ができる場合が多く、子育て中や、介護中の方でも働きやすい雇用形態になっています。
未経験や無資格でも介護補助や介護助手として募集していることも多く、介護職の入り口としても人気。
パート・アルバイトでも5年を超えて契約を更新した場合は、無期雇用契約を行うことも可能です。

  • メリット…シフトの自由度が高い。プライベートを優先できる。
  • デメリット…利用者都合によるシフトカットがある。

ポイント3.働きやすい事業所を見つけよう!

介護職

自分に合った雇用形態を決めたら、あとは勤務先を探すだけ!
ここが一番難しいポイントだと思います。
介護職の現場はあまり一般的にオープンではないため、小売業などと違って勤務前に様子を見に行くことが難しいですよね。
情報源は求人票と事業所のホームページや事業所案内などの資料のみ。
ある程度希望先を絞れてきたら、職場見学なども可能ですが、なかなかハードルが高いと思います。
少ない情報量の中から、チェックすべきポイントは主に3つ

1.教育環境が整っている

介護職は勤務先や利用者によって臨機応変に対応する必要があり、未経験から勤務する場合は、分からないことやできないことばかりなのが当たり前。
そんな中「見て覚えて」「流れで覚えて」といった感覚で覚えろ的な考え方の職場もゼロではありません。
教育マニュアルがしっかり整っている職場を選ぶことで、未経験でも安心して働くことができます。

2.周辺の相場に応じた給与額

給与は高いに越したことはないじゃないか!と思うかもしれませんが、周辺相場よりも高くしている場合は、それなりの理由があるのです。
簡単に言えば「人手が足りなくて回らない!給与を高くしてでも人手が欲しい!今すぐ欲しい!」ということ。
未経験で入ったのにいきなり現場に行かされて、何も分からないまま介護助手として業務を行うことになった。
といったケースもあります。
高い給与額にすぐ飛びつくのではなく、そこに理由がないかしっかりと調べるようにしましょう。

3.社会保険や福利厚生などがしっかり明記されている

正社員として働く上で、社会保険や福利厚生は当たり前だと思っていたら、実際はきちんとしてなかった。
なんてこともあるかもしれません。
事業所によっては正社員だけでなく、契約社員やパートアルバイトでも手当などの福利厚生を用意している場合もありますので、記載内容をしっかりと確認しておくようにしましょう。

ポイント4.介護職専門の転職サイトを活用しよう!

スマホを使う介護職

未経験で介護職を目指す方にとって、実際の職場環境が分からないのは非常に不安ですよね。
今まで紹介したポイントをしっかり押さえても、不安がゼロになることはないと思います。
そんな時は介護職専門の転職サイトを活用するのがオススメ!
通常の求人サイトや、ハローワークでも介護職を目指すことは可能ですが、介護職専門の転職サイトを利用することで、未経験でも転職に失敗しない可能性がグッと高まります
介護職専門の転職サイトを活用すると何が良いのか見ていきましょう。

介護職の求人を詳しく絞り込んで探せる

通常の求人サイトの場合、介護職以外の求人情報も多く、その中から職場を探すのは大変。
介護職専門の求人サイトなら、介護職の求人しかないだけでなく、その中からデイサービス、ホームヘルパーといったジャンルや雇用形態などで簡単に絞り込めます。
そのため、自分に合った介護職求人をすぐにピックアップすることができるのです。

転職コンサルタントに相談できる

介護職専門の転職サイトには、数多くの転職に携わってきた転職コンサルタントが在籍しています。
転職コンサルタントは自分に合った職場を紹介してくれるだけでなく、自分ではなかなか確認できない職場の雰囲気などを、実際に足を運んだり、働いている人に直接聞き取りしたりして調査してくれます。
さらに、初めてで不安な面接でのアドバイスや、履歴書のチェック、待遇交渉なども。
未経験から介護職に転職する方には心強い味方になってくれるうえ、登録や利用は無料ですので、どんどん活用して転職を成功へ導きましょう!